前回のブログから8ヶ月が経過してますね、報告ブログを書くまでに随分と時間がかかりましたが近況を報告します。
まず、昨日までにWebCameraSnap PRO(以下、PRO版と書きます)で、ハードウェアオーバーレイをモニター画面に標準表示できるようにしました。
VMR9を使ってオーバーレイ画像に文字や画像を合成できるようになりましたので、動作感はかなりよくなっています。
ハードウェアオーバーレイ表示の動画表示と静止画像では色味が少し異なるので、その点が(私は気になる)相違点でしょうか。
フィルターが違うので、しょうがないのかな。
(★)従来どおり静止画像をモニター画面フォームに表示できるようにしていますので、差異が気になる方も使えます。
モニター画面について:
従来のWebCameraSnap(以下、従来版)でもオーバーレイ表示はできていましたが、ほんのオマケという扱いでした。
従来版では、モニター画面に表示する画像と静止画で保存する画像は同じものにしたい、その方針で作成していましたので。
つまり、静止画像を常にキャプチャーしてそれを連続表示させていたわけです。
この方法は、CPUパワーを必要とするため、PCによってモニター画面の動画表示が遅くてピント合わせをしずらい問題がありました。
PRO版では、基本的な考え方を改めることにしました。
モニターはハードウェアオーバーレイ表示を基本、手動でキャプチャーする時と、定期的にキャプチャーする時だけ、静止画を撮影します。
つまり、常時は静止画のキャプチャーはしません。CPUパワーはそれほど必要ありません。
この方法が自然な感じがしますが、従来版は、当初から、静止画像をとりまくることを前提で作っていたので、基本的な考え方が違っていました。
定期的なキャプチャー設定でミリ秒単位で指定ができますので、従来版同様のモニター表示もできますので、差異はそれほど感じられないと思います。
基本的な考え方はコード全体に影響を与えています。安易にコードを追加することはしたくないので、既存のコードを生かし、あまりコードを書き直さずにボチボチと進めています。(新しく書いたコードはテストに時間がかかりますので、新しいコードを書けば書くほどしんどくなります)
wcs-proの基本的な機能はできましたが、ハードウェアオーバーレイを基本にすることで、解決すべき問題がいくつか増えてしまいました。
初めて使う機能なので、問題を解決するのに何かと時間がかかっています。まあ、大体はいけそうな感じではありますが。
あ、1つ問題がありました。それは、力技でコードを書くことなく、オーバーレイの表示速度を落とさず90度、270度回転させる方法が不明なことです。
調べましたが、簡単な方法を発見できていません。とりあえず、静止画キャプチャーをモニター画面で見ればどうにかなるので、保留です。
まだ試用できるバージョンを公開するには至りませんが、PRO版は首を長くしてお待ちください。2017年11月頃には何か出したいとは思っています。
従来版にいくつかバグを見つけましたので、PRO版リリース後には修正しようと思っています。とりあえず、通常利用には支障がなさそうです。
では、またお目にかかりましょう。